COMMITTEE
委員会について
■委員長
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経歴
1973年 富山県射水市生まれ
商社、シンクタンク、大学勤務を経て
2022年 日本女子大学家政経済学科教授
2018年より環境省中央環境審議会食品リサイクル専門委員会委員、2019年より内閣府食品ロス削減推進会議委員、2021年より食品ロス及び廃棄の削減に関する国際標準化(ISO/TC34/SC20)国内対応委員会委員長、環境の視点を入れたフードガイド策定に向けたWG委員等を歴任。
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学位:博士(農学、名古屋大学)、博士(経済学、名古屋市立大学)
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専門分野:フードシステム論、マーケティング論
◇メディア出演等
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2019年2月24日「読売テレビ そこまで言って委員会NP」
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2019年2月16日「NHK総合 おはよう日本」
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2019年2月2日「読売テレビ ウェークアップ!ぷらす」
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2019年1月31日「日本経済新聞:恵方巻き「ロス」減らせ 自宅で手作り、SNS署名… 」
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2018年10月16日「日テレBS深層NEWS:“廃棄”食品を生かせ まだ食べられるのに… お得な新サービス続々」
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2018年10月16日:『GEMBA』「食品ロスを解決に導く、サプライチェーンの「コミュニケーション」とは」
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2018年10月16日:『GEMBA』「デジタル化するサプライチェーンが、食品の持続可能な消費と生産を実現」
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その他、業績等はコチラ
■副委員長兼顧問弁護士
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経歴
1973年 愛知県生まれ
2004年 司法試験合格
2006年 弁護士登録(愛知県弁護士会)角谷法律事務所入所
2010年 若山法律事務所開設
2014年 若山総合法律事務所
2015年 若山・大井総合法律事務所開設
(現在に至る)
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主な取扱分野
企業法務、会社関連事件、一般民事事件、家事事件、倒産事件、刑事事件その他の企業法務
■委員長挨拶
「実は日本が一番“もったいない”国でした」
日本を取り巻く食料問題は、ゆっくりですが確実に深刻さを増しています。食料自給率は40%と低迷し、輸入食材に頼らなければ日本の食卓を維持することはできない状況です。しかも、近年のグローバル経済の発展とともに、発展途上国で穀物を大量に使う肉食化が進み、さらに魚類の乱獲、輸入果実の価格高騰なども重なって、かつての食料輸入大国ニッポンの姿はかげりを見せつつあります。
その一方で、まだ食べられるのに捨てられる「食品ロス」は、632万tに達していることが明らかとなっています。これは世界の食糧援助量の約2倍、国民一人あたり毎日ご飯一杯分を捨てていることになります(※)。
実は日本の食品ロスの多くは、肥料や飼料にリサイクルされており、食べられない残さを合わせるとその割合は85%に達します。しかしながら、ドギーバッグが普及していない外食産業のリサイクル率はわずか24%という状況です。
わたしたちが普及に取り組むドギーバッグは、食品ロスに関するさまざまな課題を解決する可能性があります。1つは食品ロスが焼却・埋立される際の環境問題の解決。2つ目は、資源の浪費によるムダの削減。そして3つ目に食に関わる人たちとの関係性、そして4つ目が食べ過ぎによる健康問題の解決です。
シェフが丹精込めた最高の料理、お母さんが作ってくれた心のこもった手料理。これらを捨てるのは誰もが違和感を感じます。一方で、持ち帰りたいのに見栄を張ってしまうこともあるかもしれません。しかし、その食べ残しは、持ち帰らない限り廃棄されてしまいます。
日本人は、持ち帰りに対する恥ずかしさを感じる一方で、廃棄に対する罪の意識も感じています。委員会が実施したアンケート調査では、99%が食べ残しの持ち帰りに賛成する一方で、実際に持ち帰りをした人は57%にとどまっています。同じく委員会が海外で実施した調査では、持ち帰りはほぼ100%が賛成で、実際に持ち帰りをした人も93%と言行一致している状況が明らかとなりました。
このような問題意識のもと、当委員会では持ち帰りたいのに持ち帰れない人の気持ちを大切にしながら、食事を作ってくれる人や農家さんなどのつくり手と、食べる側との気持ちのよい関係づくりを目指して、「自主的に」「気軽に」「ファッショナブルに」そして「安全に」ドギーバッグができるよう普及活動を進めています。
本委員会が食の問題を考えるキッカケづくりに少しでもお役に立てれば幸甚です。
ドギーバッグ普及員会委員長
小林富雄
※平成25年度農林水産省推計、WFP、総務省人口推計(平成25年度)より
■活動趣旨
「お持ち帰り容器」であるドギーバッグは、行政をはじめ、製造、生産、流通、消費という多様な主体間の調整が不十分であるために普及が妨げられています。環境に優しく、食べ過ぎを防ぎ、資源の有効活用、さらには作り手への敬意を伝えることにも繋がります。
このようなドギーバッグを通じて、理想的な食文化を推進するため、下記の方針に基づき「ドギーバッグ普及委員会」を設立いたします。
(1)消費者がドギーバッグを実施するための行動指針を示す。
(2)外食産業のドギーバッグの取組を支援することで、社会的責任(CSR)の面から経営改善を提案する。
(3)ドギーバッグの普及に関する行政機関、各種団体、個人との情報交換、共同研究、講演などを通じ、マスメディアへの情報提供、各種制度立案などを推進する。
■組織概要
名称: ドギーバッグ普及委員会(規約)
沿革:
2009年 3月 ドギーバッグ普及委員会設立
2009年 8月 第一回総会開催
2009年12月 特定非営利活動法人(NPO法人)認定
2010年 3月 第二回総会開催
2010年 4月 ドギーバッグ普及委員会名古屋発足
2010年10月 第三回総会開催、「MOCHIKAERIプロジェクト」始動
2010年11月 「食べ残しお持ち帰りキャンペーン@大須」実施
2011年 4月 セカンドハーベスト名古屋らとともに東日本大震災被災地支援プロジェクト「なごや食卓応援隊」始動
2012年 6月 外食企業企画「その料理、持ち帰りませんかプロジェクト」始動
2015年 4月 特定非営利活動法人ドギーバッグ普及委員会とドギーバッグ普及委員会名古屋を統合し任意団体として改組
2016年 7月 大学生企画「愛知工業大学学生チャレンジプロジェクト」始動
■会員企業一覧(食べ物のもったいないに賛同する飲食店・企業様)
愛知県:
name : 麺類製造・卸小売うどんのいなや
address : 名古屋市千種区自由ヶ丘3丁目2番27号 自由ヶ丘プラザ102
memo : お持ち帰りのほか、自宅で調理する持ち帰りセットもあります!
name : パティスリーアングレース
address : 名古屋市千種区自由ヶ丘3丁目10番17号 啓周ビル105
memo : 素材を余すところなく使い切るケーキや焼き菓子が大好評です!
name : 和食寿司 仁王
address : 名古屋市千種区自由ヶ丘3丁目10番27号
memo : 商品によって持ち帰りのほか、出前やテイクアウトメニューもあります!
name : お好み焼きあやちゃん
address : 愛知県名古屋市千種区自由が丘3-2-27 自由が丘プラザ
memo : お持ち帰り可、女子高生に大人気「たません」テイクアウトもあります!
name : wine&dining FAGIOLO
address : 愛知県名古屋市千種区自由が丘3-2-27 シティーコーポ自由ヶ丘107
memo : 季節の食材とオーナーソムリエおすすめのワインを楽しめます!
name : 晩酌屋バグース
address : 愛知県名古屋市千種区橋本町1-65 豊栄ハイツHBF
memo : JAZZをバックに、地酒と旬菜が自慢の隠れ家居酒屋です!
name : LINKA ASSOCIATES INC.
address : 名古屋市東区白壁3−8−18 中央玻璃器マンション1F
memo : 名古屋随一のデザイン制作会社です!
name : エスターテ ディ サンマルティーノ (Estate di San Martino)
address : 名古屋市千種区末盛通4丁目26-1 Arkhouse 1-A
memo : 信州契約農家より無農薬有機野菜を直送!こだわりのイタリアンです!
name : 白壁hanaco
address : 名古屋市東区白壁3-24-58
memo : こだわりの保存料無添加のメニューが美味しいカフェです!(一部お持ち帰りできない商品がございます)
埼玉県:
name : マイボックス普及企業組合
address : 埼玉県久喜市久喜東2丁目5番29号
memo : 折り畳んで携帯できる環境に優しい食品容器の開発と普及活動を実践しています
静岡県:
name : 株式会社高橋茂弥建築設計事務所
address : 静岡市葵区西千代田町29-30
memo : 社屋より望む霊峰・富士のように、私たちは地域に親しまれ必要とされる日本一の設計事務所を目指します
兵庫県:
name : 炭火家 らんたん
address : 兵庫県豊岡市野田96
memo : 地元食材を炭火を使った串焼、炉端でご提供する炭火居酒屋です!!